オウムガイのループタイ兼ブローチの完成
彫金教室、打ち出し課題二作目のオウムガイのループタイが完成しました。完成は8月でしたがブログ更新をサボっていました。すでに三作目の打ち出しを製作中です。
当HPのマークにもなっているオウムガイをモチーフにループタイを製作、紐は鹿革を4本綴りで編み込み、約1mの長さになっています。
先端パーツは木工旋盤で黒檀を削って作りました。技術をくださったJWAに感謝。
今作の自らのコンセプトで、打ち出し作品での石留めがありました。石座を打ち出しで作ること。1枚板で石座まで作ります。中央の石はアンモライト(化石アンモナイトのオパール化した石)のトリプレットでカボション。
先生のアドバイスでブローチとしてもつかるように、アタッチメント方式に変更しました。
本体裏面にM3のタップを切り、ネジ止めでアタッチメント交換できるようになっています。
裏板は0.5mmなのでネジ切り穴部分は裏面に板をロウ付けして強度を確保しました。ネジもダイスで溝を切り頭をロウ付けして製作。
打ち出しの感覚をつかんできたので本体は比較的思い通りにに進められましたが問題が石留めでした。
地金をロウ付けで作ったものと違い、打っても打ってもなかなかフクリン枠が倒れない。フクリン枠が広く鈍角なデザインできちんと立ち上がっていないことも難しくなった原因かと思います。
フクリン枠の外側から中央に肉を寄せるように打ち、何とか留められましたがデザインの段階で石座の形は考慮すべき点でした。
溝に塩化金で燻しをいれています。