ミニフラワーベースを製作
ウッドターニングで花器、ミニフラワーベースを製作しました。
卓上に飾る一輪挿しです。たんぽぽ、コスモス、短い梅・桜の枝などを活けるイメージです。
最初は小さくシンプルな形で仕上げに拭き漆をします。
拭き漆で自然な木目をキープしつつ、黒楽の茶碗のような強い黒色を得たい。塗り重ねるとピアノのような黒になり、それもとても美しいのですが自然な杢が失われます。
(使っているのは生漆で薄い琥珀色、重ねると黒くなります。顔料は入れておりません。)
以前ネットでたまたま見かけた外国人作家の木製の椅子が理想の黒で魅力的でした。調べたところその作家は鉄漿(カネ)と漆を使って深い黒を出していました。漆を塗る前の生地に黒を発色させる方法です。
そこで早速鉄漿の製作…丁度1年ほど前のこと。鉄漿(おはぐろ)-タンニンと反応して黒く染まります。
水入れを銅の平板で製作。
なかなか仕上がりも面白かったのでこのミニフラワーベースを色々やっていこうとおもいます。